がん治療で心配なことは「入院・在宅療養の間に、収入が途絶えてしまう可能性がある」ということです。
会社員や公務員の方でしたら、加入している健康保険から「傷病手当金」というものを、最長1年6ヶ月の間、受け取ることができます。
傷病手当金は「標準報酬日額」の3分の2を受け取ることができ、また「業務に従事することが出来ない」という内容の医師の証明書が必要となります。
がんにかかった場合、入院期間は短くなっていますが、生存率が上昇している分、長期にわたる治療が必要で、場合によっては「前の職場に復帰できない」「年収が下がってしまう」「退職を余儀なくされる」といった問題も起こっています。
特に自営業者の方は、国民健康保険に加入しているため、傷病手当金が受け取れず、収入が途絶えることの影響は深刻です。
そこで、がん保険とともに「所得補償保険」などを活用して、収入が減った部分をカバーし、ご自身の療養に専念できて、ご家族も安心して暮らせる状況を作ろう、という考えをする人もいます。
ファイナンシャルプランナーに相談しながら、がん保険と他の保険のバランスをとっていくといいですね。
Q.がん保険以外の支出や収入のことも考えるべき?
A.がん保険には「終身保険」「定期保険」の2つがあることは、広く知られています。
定期保険は5年後や10年後の見直しの際に、保険料が上がることが多いのですが、実は「上がるからデメリットばかり」とは言えないのです。
若手社員の方は、給料が安いため、がん保険の保険料が負担になることも多いのですが、5年後、10年後には収入が増えて、少しくらい高めの保険料を払うことも、耐えられるようになっている可能性があります。
また、中高年の方でも「今は住宅ローンの支払をしているけれど、数年後には支払が終わる」というケースもあるかもしれません。
そのタイミングで保険料が上がるほうがありがたい、というケースもあるかもしれません。
がん保険の相談をする場合には、こういった収入・支出の変化についても考慮に入れると良いでしょう。
保険の担当者、ファイナンシャルプランナーなどで、こういったアドバイスをしてくれる人は、本当に親切だと私は思います。
がん保険選びで大事なことは「どのくらいの保障が欲しいのか?」を明確にし、その保障を得られる商品の中で、評判の良いもの、保険料がお得なものを選ぶという考え方です。
たとえば「自営業者で、がん治療のために入院をすると、収入が途絶えてしまう」という方と、「専業主婦なので、がん治療のために入院をしても収入に変化はない。ただ、家事や育児を手伝ってくれる人を頼むお金が、少しは必要になるかもしれない」という人では、必要な保障が異なります。
また、がん治療を受ける際に、全てを保険で賄おうとすると、多額の保険金を得るために保険料が高くなります。
しかし、貯金を取り崩すことを考えれば、あまりにも多額の保険金は不要かもしれません。
治療にかかるお金は、がん保険や医療保険、貯金、健康保険制度の活用などのバランスを考える必要があります。
ファイナンシャルプランナーに相談すれば、がん保険のことだけではなく、様々な制度の活用についても教えてくれます。
実際、健康保険制度に関しては「加入していながら知識がない」という部分が大きいことを、私自身も反省しておりますので、ファイナンシャルプランナーに相談する機会を持つのは、本当に良いことだと思います。
Q.がん保険のデメリットをどう考える?
A.がん保険の中で「健康祝い金」があるものは、評判が良いようです。
なぜならば、健康祝い金があることで、がん保険のデメリットである「保険料を抑えようとすると、選択肢の中に掛け捨ての商品が多くなってしまう」という面を、カバーできるからです。
がん保険を利用しなかった場合に、健康祝い金を数年ごとに受け取ることができるとなると、掛け捨てタイプよりは得をした気分になるかもしれません。ただ、探せば積み立て型のがん保険もありますし、がん保険の保険料を抑えたいならば、掛け捨て型のほうが良いという考えもあるかもしれません。
がん保険の評判をよく読むと「掛け捨てと割り切るのも良い考えだ」という人もいますので、ご自身の「がん保険へ求めるもの」をよく考えるといいですね。
がん保険の目的は、健康祝い金をもらうことではなく、「がんになった場合に、充分な給付を受け取るため」なのですから、評判だけで選ぶのではなく、ご自身の目的を見失わないようにするのが、大事と考えます。
Q.がん保険に求めるものは?
A.がん保険、特に終身タイプに加入する人は「がんにかかった場合の保障が、一生涯続いてほしい」という希望があるでしょう。
ただ、終身型のがん保険は、定期型に比べて保険料が高いため、特に若い世代の人は加入を迷ってしまうものです。
最近、注目を集めているのは「解約返戻金がない」という終身型のがん保険です。
中途解約をしてしまうと、お金は戻ってこないのですが、保険料は割安です。
がん保険の貯蓄性よりも、保障を重視する人に向いているのが、このタイプです。
しかし、解約返戻金のない終身型のがん保険ならば、一生涯という単位でみれば、保険料が割安のまま、がんに対する保障を受けることができます。ただ、医療の進歩などによって、「20歳のとき加入したがん保険が、50歳の時には役立たないものになっている」という可能性があります。
私としては「若いうちは定期保険に加入する」「年齢が高くなってから終身保険への加入を考える」という方法も良いのではないかと思います。
がん保険が「本当に役立ったかどうか?」というのは、残念ながら「がんになったとき」にわかることになります。
常識的に考えて、がんになった人・そのご遺族などに「がん保険は、役立ちましたか?」と聞けるはずはありません。
そこで現実的に、判断材料として役立つのは「現代的ながん治療を受ける場合に、給付金を受け取ることのできるがん保険かどうか?」ということになります。
たとえば、最近のがん治療は、在宅・通院で受けることのできるものも多いため、その場合でも給付金を受け取れるがん保険に加入するほうが、役立つことになります。
こういった事情は、ファイナンシャルプランナーの中でも、特にがん保険・医療保険に精通した方に、「どのがん保険が良いか?」を相談しながら選ぶと良いでしょう。
私の経験上、ファイナンシャルプランナーさんのご家族・ご親戚など、がん闘病の姿を目にされている方が多いので、ほとんどの方が、がん保険選びに親身にアドバイスをくださると感じています。
Q.がん保険の人気や評判を参考にするには?
A.がん保険は「第三分野の保険」と呼ばれ、生命保険(第一分野)と損害保険(第二分野)という従来の分野に加えて、新しく登場したもので、第三分野の保険には医療保険、介護保険などが含まれます。
がん保険の人気や評判をチェックするなら「長く安心して付き合える保険商品・保険会社」を選ぶためにチェックする、という姿勢が大事です。
がん保険は「契約した時点で終わり」ではなく、これからがん保険・保険会社との長いお付き合いが始まることになるのです。
ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談すれば、がん保険そのものの人気だけではなく、保険会社の経営状態が安定しているか、保険金の不払いなどの問題が起こらないか、を相談できますので、より安心が得られると私は思います。
A.がん保険の中には、注目度が高い商品、加入した人からの評判が良い商品、残念ながらそうでない商品などがあります。
注意が必要なのは「万人に合うがん保険は無い」ということです。
人気のがん保険であっても、保障内容が合わないものを選んでは、意味がありません。
私の考えですが「評判になるがん保険・保険会社」というのは、担当者が親身になってくれて、つけなくてもよい保障は「これは、あなたに必要ありませんよ」と言ってくれるときに「よい保険会社を選んだ」と満足がいくのだと思います。
ファイナンシャルプランナーなどの専門家の中でも、特に独立系FPの方は、保険会社に所属する保険外交員と違い「つけなくてもよい保障はつけない」という立場を貫きやすいそうですので、がん保険選びに迷ったら、是非とも相談してみましょう。
先日、利用しているクレジットカードの会社から、DMが届きました。
なんのDMかと思ったら、損保ジャパンひまわり生命の医療保険、「フェミニーヌ」の案内。
クレジット払いにしたら、ポイントが貯まってお得ですよ、ということで、
クレジット会社が保険の取扱いもしているということなのでしょうね。
がん保険のあれこれを調べていることもあり、一通り見てみました。
「3年ごとに生存給付金が受け取れる」というのが、大きな特徴のようですね。
その分、かけ捨ての医療保険よりは、保険料が高い印象。
女性の為の入院保険ということで、
女性特有の病気(子宮筋腫、子宮がん、卵巣のう腫)、そして、すべてのがんで入院した場合の、入院給付金が、その他の病気での入院よりも重点保障されるようです。
女性特有の病気、すべてのがんでの入院
⇒15,000円、10,000円、10,000円/1日
その他の病気、ケガでの入院
⇒10,000円、7,000円、5,000円/1日
がん保険と違うのは、がん診断給付金がなかったり、入院日数の制限などでしょうか・・・
がん保険か、がん保障も備えた医療保険か・・・
いろんなところから、情報が入ってきます。優先事項を整理しないといけないですね。
生命保険文化センターの調査によると、2010年、個人年金保険を含む生命保険の女性の加入率が、調査開始以来初めて、男性を抜いたようです。
女性の加入率(81.4%)
男性の加入率(79.9%)
⇒前回の07年の調査より2%幅減少して初めて8割を切ったのに対し、女性は同0.2%幅増加
働く女性の増加などで、女性の生命保険のニーズが増えている。また、男性の晩婚化で若い男性を中心に、万が一の場合に家族を支えるための死亡保険の需要が減っている傾向にあるとのこと。
生保各社は今後も成長が見込めるとして、女性向けの商品を強化しているようです。
【朝日生命保険】
昨年10月、男性に比べて女性の方が患者数が多い病気などによる入院に給付金を払う女性専用の医療特約を発売。
【アクサ生命保険】
昨年6月、働く独身女性をターゲットに、がんと診断された場合に通院などで減る収入を補う商品を日本で初めて売り出した。
【アメリカンファミリー生命保険(アフラック)】
乳がんなどの女性特有のがん治療に給付金を手厚く払う特約を販売するなど、女性のニーズに合わせた商品を増やしている。
社会のニーズに応じて、保険会社も商品の改善を図っているようです。
がん保険に加入にあたっても、最新の情報を入手して検討する必要がありますね。